中小企業診断士第1次試験の勉強方法・対策
本記事では、筆者である上村康之が中小企業診断士の第1次試験のために、どのような勉強方法・対策を講じてきたのかについてご説明致します。
私上村も、中小企業診断士試験において出題される内容については、事前の予備知識がない科目が多く、市販のテキストを読み込むだけでは難しかったので、大手予備校の講座を受講しました。主にインターネットでの講座の受講でしたが、最初からテキストを読むよりも、メリハリをつけて学習することができたと思います。なお、「財務・会計」についても、最終的には免除制度を利用しましたが、第2次試験の対策するために、他の科目と同様に講座を受講しました。
もっとも、短答式試験の対策としては、知識を習得するだけでは不十分であり、過去問等を利用して、実際に問題を解くという学習も欠かすことはできません。つまり、学習して得た知識は、覚えるだけでなく、使うことで、初めてその知識が身に付きますので、インプットだけではなく、アウトプットを効率的に行わなければなりません。私は、大手予備校で出版している問題集を活用し、アウトプットの学習をしました。最低でも同じ問題を3回は解くようにしていました。間違えた問題は、なぜ間違えたのか、その理由を考え、その対策については基本テキストに書き込むなどしていました。(基本テキストに書き込むことは、試験直前に復習する際に、非常に役に立ちました。)
ここで、短答式試験で気を付けなければならないことは、インプットもアウトプットも、手を広げすぎないことだと思います。特に、試験直前での対策は極めて重要です。私上村は、試験の直前(7月ころ)は、インプット用のテキストの読み直しとアウトプットの問題の解き直しを中心に勉強しました。大手予備校で出版している問題集は、ある程度、問題数が絞られていたことから、直前でも解き直しすることができました。もちろん、勉強時間を確保するには土日を利用するしかなく、十分な対策の時間はありませんでしたが、最終的には、この直前の対策が功を奏したと思います。
インプットとアウトプットの範囲を絞り、基本的な知識を重点に対策した結果、私上村の第1次試験の結果は、「経済学・経済政策」:60点、「企業経営理論」:71点、「運営管理(オペレーション・マネジメント)」:59点、「経営情報システム」:48点、「中小企業経営・中小企業政策」:66点であり、総点数が60%を超え、合格基準を満たしていました。もし、中小企業診断士試験の第1次試験対策に迷われている方がおられましたら、参考にしていただければと思います。
中小企業診断士の第1次試験後は?
中小企業診断士の第1次試験が終わっても、次は、第2次試験の対策をしなければなりません。もっとも、第2次試験は、筆記試験と口述試験がありますが、特に、筆記試験では、第1次試験のように知識を習得するだけでは対応できません。基本的知識を活用しつつ、事例を分析し、採点者に分かりやすく、言葉で表現できる力が求められます。
次回のブログ記事では、私上村が行ってきた第2次試験の対策などについて、ご紹介したいと思います。
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