中小企業診断士 筆記試験の対策

中小企業診断士の筆記試験対策

私上村が筆記試験の対策を始めたのは、第1次試験の終了後、自己採点をした結果、合格基準を満たしている可能性が高いと分かった8月8日ころからでした。試験日が10月23日だったので、2か月半ほどの時間しかありませんでしたが、最終的には、「人事・組織」:73点、「マーケティング・流通」:59点、「生産・技術」:56点、「財務・会計」:61点という結果で、合格することができました。短い期間の中で、私上村が行った筆記試験の対策につき、ご紹介したいと思います。

 

中小企業診断士試験の過去問の活用

中小企業診断士試験の過去問の活用 画像

どのような試験でも当てはまることかもしれませんが、筆記試験の対策において、過去問が重要であることは間違いないと思います。私は、過去5年分の過去問を活用しました。確かに、過去問は、既に出題された問題なので、今後、全く同じ問題が出題される可能性は低いと言わざるを得ません。しかし、過去にどのような問題が出題されているのか、どのように考え、解答すれば良いのかなどの思考力を身につける上では、過去問に勝る素材はないといえるでしょう。

実際に過去問を解いてみれば分かるのですが、与えられる事例は非常に複雑で、奥が深いと感じると思います。80分という短い時間の中で、事例の内容を分析し、習得した基本知識を用いながら、採点者に分かりやすい解答しなければなりません。過去問を活用することで、本試験において、どのような視点、考えをもって解答すれば良いのかを訓練することができますから、本試験対策としては最も適した素材といえるでしょう。

ただし、過去問を解くときに、ただ漫然と解くのでは実力はつきません。過去問は、答えを覚えるために解くのではなく、思考力を身につけるために解くのです。そのため、過去問を解く際も、可能な限り本試験に近い状態で解いた方が良いでしょう。

私上村は、日々の業務を終えた後、事務所の会議室などを使い、80分という時間を計って解答するようにしました。時間を計って解答することにより、実際の本試験では、事例を読むのにどのくらいの時間を使えるのか、解答内容を記載するのにどのくらいの時間が必要なのかなど、本試験に向けての実践的な対策を講じることが可能になります。

特に、過去問で問題を解いている際、解答用紙に記入する前に、一旦下書きをするかどうかについては、非常に迷いました。最終的に、私は、下書きをせず、直接答案用紙に記述することにしました。司法試験の筆記試験であれば、ボールペンで解答しなければなりませんが、中小企業診断士の筆記試験は鉛筆を用いての解答ですから、間違えても消しゴムで修正することができます。80分という時間は、非常に短い時間です。そのため、時間を短縮できるところは、短縮した方が良いと考え、直接解答用紙に解答するようにしました。

確かに、消しゴムで消すと解答用紙は汚れてしまいます。しかし、本試験は時間との闘いになります。私は、大幅に視点を外すことのない解答を作成するために、少しでも問題文を分析する時間を確保することを優先しました。本試験でも、可能な限りの時間を使って、問題文の事例を分析したことが結果につながったと思います。

 

中小企業診断士試験の解答例の作成及び研究

中小企業診断士試験の解答例の作成及び研究 画像

時間を計って解答した後は、市販の書籍等を参考にしつつ、自分自身で採点をしました。

そして、今一度、問題を再検討し、自分なりの解答例を作成しました。解答例は、市販の書籍等を参考にしますが、自分が本試験でも書けそうな、より良い答案を、採点者の視点に立ちながら作成し、研究するようにしました。

特に、①問題文の事情をもう少し使うことができなかったのか、②基本的な知識から解答を作ることはできなかったのか、③分かりやすく記載できているのかについては相当注意を払いました。

この解答例の作成及び研究は、実際の本試験でも非常に役に立ったと思います。例えば、平成28年度の「人事・組織」(事例Ⅰ)については、「自社所有の遊休地に研修施設を建設し」「多角化した事業に分散していた経営資源」「労働人口の減少が著しい」という問題文の事情や、シナジー効果、機能別組織などの基本的知識を活用しながら、分かりやすく積極的な論述ができたことが、得点につながったと思います。

実際の弁護士・中小企業診断士業においても、基本的な知識を前提として、様々な事情を把握して、分かりやすく依頼者の方に回答するということが非常に大切です。筆記試験を解く際も、実際に依頼者の方に対し、中小企業診断士として助言するつもりで解答することが重要です。

 

筆記試験を終えた後

筆記試験を終えた後は、「口述試験を受ける方の発表日」まで1か月半ほどの時間があります。平成28年度の例では、10月23日に筆記試験、12月9日に「口述試験を受ける方の発表日」、12月18日に口述試験でした。「口述試験を受ける方の発表日」から口述試験までに10日ほどしか時間がないことが分かります。

次回のブログでは、口述試験についてご説明したいと思います。

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